есть と нет
1) 存在するものは主格にたつ。ここでの нет は、есть の否定形であり、疑問文の答えで使う нет とは別。нет だけで「ない」「存在しない」ことを意味します。
2) 存在することをはっきり表わす場合, есть を用いる。
3) нет は存在しないことを表わす。
『現代ロシア語文法』p123
※『パスポート初級露和辞典』でも、この二つの нет はちゃんと別単語扱いになっていました。
否定生格
存在するものを示す名詞は主格,存在が否定されるものを示す名詞は生格に立つ。У вас есть вино. あなたはワインを持っています。
『現代ロシア語文法』p124
ここで存在するものは вино です。
У вас нет вина. あなたはワインを持っていません。
その вино の存在が否定されたので、生格の вина になりました。となると、この文の主語は?(文頭の У вас は生格)
主語は必ず主格に立っていなければならない。生格に立つものは主語たり得ない。存在を示す肯定文では主語があるが, 不在を示す否定文では主語がない。このような文を無人称文という。ここがわかっていなかったので、ずっと混乱していました。この場合「否定生格だから主語はない」、でよかったのです。文に主格がなかったら、無人称文を疑わないといけませんね。
『現代ロシア語文法』p125
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